不定期に、「CD ピックアップ」としてとりあげる CD や DVD をここにまとめておきます。探しているアルバムがある場合は、ブラウザの検索機能を使ってください。なお、評価は五つ星を最高とする尺度によっており、星の数による意味は、「* 良い点をさがすのが困難」 「** かなり良い」 「*** 第一級(年間ベスト・アルバム・クラス)」 「**** 群を抜いてすばらしい、すごい、数年に一枚出るか出ないかのクラス」 「***** 大傑作、不朽の名盤、その分野の古典と呼ばれるに値する」です。つまり、通常、「最高」と呼ばれるようなものは三つ星です。
Caitlín Maude: Caitlín (Gael Linn CEFCD042, 1976; rpt. 2003) いとしのカチリーン。アイルランド語詩歌のひとつの極北。夭折した天才詩人の1976年作が今夏、奇跡の復刻。
奇跡という以外に何といえようか。カチリーン・モード(1941-1982)の声を一度でも耳にした人は、その声を耳にした自分をまず疑うだろう。こんなに高いところからひびいてくる、繊細でありながら力強い声というのはめったにない。
かくも強烈な声の個性であれば、何度も聞いていると飽きるか嫌になるかするものである。ところが、カチリーンの声は聞けば聞くほど惹きつけられてゆく。それは最上のアイルランド語の詩歌がすぐ近くで現前しているときにのみ起こる、非常にまれな体験である。たとえは変かもしれないが、皆既日食を目の当たりにして全身が凍りつくような感動が、静かに、冷たく、しかし心の奥深くを暖めながら、すみずみにまで広がっていくような感じといえばよいか。
一言でいえば、玲玲たることばに全身がしびれたような状態におちいる。
詩人にして女優、また歌い手であったカチリーンはゴールウェー県はカスラというコナマラ・ゲールタハトの生れ。その詩の声は直截的な調子と皮肉な調子とが交互に現れるが、つねに情熱的であると評される。
収められているトラックは、詩と歌とがだいたい半々である。詩はカチリーンの自作であり、歌は伝統歌である。
収録曲(斜体は詩)――
参加アーティスト―― Caitlín Maude, Cearúl Maude (feadóg stáin)。 評価―― ****
ベスト・トラックは 'An Bonnán Buí'。スローエアの器楽曲としてあまりにも有名だが、歌がこのようなものだと知っている人は少なかろう。 (25 November 2003)
I Muvrini: Terra (ブロードウェイ BWD-1271, 2003) コルシカのグループ、イ・ムヴリーニを中心にコルシカの伝統的な言語や文化、ポリフォニー(コルシカ語で pulifunie)について描き出した1996年のフランス映画を DVD 化したもの。日本製。白黒全56分。
監督は「ガッジョ・ディーロ」や「ラッチョ・ドローム」のトニー・ガトリフ。1996年のアムステルダム国際映画祭黄金部門賞を受賞している秀作で、コルシカの言葉や音楽に関心のある人は見て損はない。そもそも、コルシカのポリフォニー合唱が映像化され、それが日本で手に入ることじたいが稀有なことなので、興味があればすぐに入手しておくことをお奨めする。収められているポリフォニーの質は最高レベルのものである。なお、世界各地(グルジア、ブルガリア、イタリア、南アフリカ、ポリネシアなど)にポリフォニーは聞かれるが、そのなかでコルシカのそれは最高峰であると言われている。心を静めてこの歌声に耳を傾ければ、聴き手を深いところで動かす力に満ちている。
言語はフランス語とコルシカ語で、日本語字幕をつけることが選択できるが、必ずしも全部訳されているわけではない。たとえば、車の中でベルナルディーニが語る場面で、「コルシカではコルシカ語でミサをあげること(célébrer la messe)は反体制(subversif)と見なされた」と述べているが、ミサの部分が省略されて反体制という部分のみが字幕に出るので、文脈が分かりづらい。しかし、概して字幕は助けになる。コルシカ語を使うだけでフランス政府当局から反国家活動と見なされてきた苦難の歴史の一端が垣間見える。
字幕のことよりも、映像を目を凝らして見、聞こえてくる音に耳を澄ませることのほうがはるかに大事だ。よく見ていると、たとえ声を発する人の姿が映像には映らなくても、映っている映像が何かを物語っていることが多い。たとえば、山の離れたところどうしで声を届かせて会話する人々、ベルナルディーニ兄弟が「テラ」という歌をうたうとまるでそれに反応するかのように川へと落ちていく石ころ、最後の歌の場面で歌声が天にまで届くかのように映像が構成されていること等々。
もっとも感動的な場面は、カフェ・コルシカという店に村の人々が集い、思い思いの時間を過ごしている場面だ。カード遊びに興じる人々、会話を楽しむ人々などが映し出されるが、ときどき、だれか一人が即興的な歌詞で歌いだす。すると、驚いたことに、べつの人がそれに対し即興的な歌詞で応答するのだ。さらにイ・ムヴリーニのメンバーがポリフォニーを歌いだす。この間の歌がたとえようもなくすばらしい。歌が本当の意味で人々のなかに生きているということを実感するときである。
参加アーティスト―― I Muvrini。 評価―― ****
白黒ながら、印象は鮮烈。カラーよりも、かえって想像力を喚起する効果や映像に集中させる力があるかもしれない。 (29 August 2003)
John Renbourn: Rare Performances 1965-1995 (Vestapol 13032, 2003) イングランド屈指のギタリスト、ジョン・レンボーンの1965年から95年にわたる30年間の秘蔵映像から21曲を収めた DVD。インタビューなどは挿入されていず、ひたすら演奏と歌が収録されている。1995年の演奏のみ、やや精彩を欠くが、それ以外は総じて水準はかなり高く、ジョンやペンタングルのファンなら一見の価値がある。というより、即買っておいたほうがいい。ジャッキーの歌は4曲で聴ける。バイオグラフィや曲目解説などは DVD に収録されている PDF ファイル(60頁の冊子に相当)にくわしい。その PDF にはいくつかの曲(「ロード・フランクリン」を含む)のタブ譜まで載っている。リージョン0、つまり日本の普通の DVD プレーヤーでそのまま再生可能。最初の4曲は白黒で、あとはカラー。全90分。
収録曲――
参加アーティスト―― 上記曲目参照。 評価―― ***
ベスト・トラックは 'Rosslyn'。この1974年当時、つまりジョン30歳の頃の演奏は神懸って見える。 (23 June 2003)
VA: Festival Interceltique de Lorient (France Télévisions DVD 9, 2002) フランス西部ブルターニュのロリアンで毎年10日間にわたり開かれているインターケルティック・フェスティヴァル(フェスティヴァル・アンテルセルティク・ドゥ・ロリアン)のDVD。2003年は8月1日から10日まで開かれる。本 DVD はリージョン2の PAL でフォーマットは 1.33:1。ケルト諸語圏に属する地域の芸術家らが一同に集う催しだが、本 DVD はそのうち音楽部門の1999、2000、2001年の演唱のなかから17を選んでおさめたもの。参加地域は地元ブルターニュをはじめ、アイルランド、スコットランド、ガリシアなどいろいろの地域がふくまれる。映像の質はどれも高いが、音質はものによる。いくつかのトラックはすばらしいが、いくつかはそれほどでもない。特に、ピックアップをもちいたフィドルやフルートの音がひどい場合があるが、これはミクシングや音響処理によるものか、音楽家の責任なのかは不明。マイクでひろった楽器の場合は概して良好。附録としてボンバルドやガイタなど特徴的な楽器の説明があるが、これはすばらしい。本編の17トラックに登場しないアーティストが短い演奏を聞かせる場合が多いが、一見の価値がある。ほかに、高名な Le Fest Noz をはじめ、パレードのもよう、
コルヌミューズやバガドのコンテスト風景なども少しおさめられている。
収録曲――
参加アーティスト―― 上記曲目参照。ほかに、楽器紹介セクションで短く登場するアーティストとして、Kathryn Tickell (Northumbrian pipes), Natalie McMaster (fiddle), Liam O'Flynn (uillean pipes), Martyn Bennett (small pipes), Josick Allo (bombarde), William Morrison (bagpipes), An Triskell (Celtic harp), Carlos Nuñez (gaïta), Les frères Morvan (voice). 評価―― **
ベスト・トラックはカラン・ケーシーの 'Ballad of Accounting'。このアレンジはカランのソロ第一作と同じだが、ユーワン・マッコールの原曲とはよほど雰囲気が異なる。ソロ・アルバムでのアレンジはジョン・ドイルとシェーマス・イーガンとカラン・ケーシーとによるが、リズムのアイディアはドイルではないか。ここでのマクゴールドリックのフルート(マイクでひろっている)もすさまじい。ライヴならではの迫力がある。一言書き加えるが、どうしたわけか、DVD のパッケージにも中身にもカラン・ケーシーの名前がクレジットされていないのは不手際というほかない。ほかに、トラック3、4、15、16は出色の演奏。さまざまの音楽スタイルが聞かれるが、全体を見終わると、ブルターニュ特有の空気がボンバルドやコルヌミューズやバガドの響きとともに強く印象にのこる。[入手先] (13 June 2003; 一部訂正 20 August 2003)
Aran Islands: A Journey through Changing Times (2002) 1960年代初頭のアラン島を撮影した貴重なカラー映像20分が初公開されたビデオ。私が入手した版は NTSC。撮影したのは、アランセーターを世にひろめたことでも知られる新聞記者 Pádraig Ó Síocháin (1905-95)。それ以外に、撮影者の息子 Ruairí Ó Síocháin が最近(おそらく2001年)同島で撮影した24分間の映像が収められている。その部分に Lasairfhíona Ní Chonaola の家を訪ねる場面が出てくる。そこで Lasairfhíona が歌う場面が10秒ほど映っている。そこまでは2分間ほど他の映像にかぶさる形で歌声が聞こえる。未発表の歌で、無伴奏で歌われる。伝承歌ではなく、オリジナルだが、多くの人に聞かれ歌われれば伝承に入るのではないかと思わせるくらいすばらしい。もう一つ、既発表曲だが、無伴奏では初めての録音も収められている。この歌は後半はナレーションがかぶさる。それから、1960年代の映像中に、Lasairfhíona のレパートリーでもあるコーク県にまつわる歌が入っている。
収録歌(ビデオテープでのおおよその位置とタイトル)――
02'30" -- Tearmann Chaomháin (lyrics: Dara Ó Conaola, air: Lasairfhíona Ní Chonaola)
16'50" -- An Raicín Álainn
27'10" -- Ar Bhruacha na Laoi (下記参照)
評価―― **
ベスト・トラックは 'Tearmann Chaomháin'。[入手先] (2 June 2003)
参考までに下記に 'Ar Bhruacha na Laoi' の歌詞を掲げる。
Ar Bhruacha na Laoi
Nach brónach a bhí mise nuair a d'fhága mé an baile,
Agus dúirt mé slán leatsa a dhil Éirinn mo ghrá.
Gidh gur fhéach mé bheith súgach, á, ba deorach mo shúile,
'S mé a' scaradh óna chéile úd nach bhfeicfead go brách.
Ag scaradh go brách brách, le cnoic agus gleannta,
Agus cathair dheas Chorcaí nach bhfeicfead arís.
Ag scaradh go deo, deo leis na cairde ba dhílse,
Ó dhil-chairde m'óige ar bhruacha na Laoi.
'S nach minic a d'éiríodh grian lonrach na spéire
'S nach minic a bhuail sí faoi uiscí na dtonn.
Ó d'fhága mise an lá siúd mo mháithrin dhil Éireann,
Agus chuaigh mé thar sáile chun na tíre seo anonn.
Ach fós in mo chroí istigh tá cuimhne ar lasadh,
Ar maidin, iarnóin is le titim na hoíche,
Is i m'aisling arís bím i gcónaí mo sheasamh,
Ar charraig fhíor m'óige ar bhruacha na Laoi.
As sung in Aran Islands.
(大意: 「リー川の堤にて」 [1] どれほど悲しかったことか、私がふるさとを離れ、/愛するアイルランドに別れを告げたとき、/私は陽気に見えただろうけれど、ああ、目には涙がたまっていた、/永遠に目にすることもないあなたから別れるのであったから。 [2] 永遠の、永遠の別れ、山や谷にへだてられ、/うつくしいまちコークを二度と見ることはない。/永遠の、永遠の別れ、無二の友らとも、/おお、若かりし頃リー川の堤で遊んだ友らとも。 [3] いくどもまぶしい太陽は昇ったではないか/いくども太陽は波間に沈んだではないか。/私の母なる誠実なアイルランドをあとにし、/この地へと海をこえてやって来たあの日以来。 [4] けれど、心のなかには今もきらめく想いでがある、/朝も、午後も、そして夜の帳がおりるときも、/まぶたにはいつも私の立っている姿が映っている/リー川の堤の、私が若かりし頃の本当の岩の上に。 註:リー川はコーク市を流れる川。)
A Filetta: Voix Corses (Editions Montparnasse MN718, 2002) コルシカの多声合唱のグループ、ア・ヴィレッタ(ア・ヴィレーッタ、ア・フィレッタ)のDVD。本 DVD はリージョン2のPAL。音楽はこの上なく素晴らしいが、映像も美しい。コルシカの風景をおりまぜながら、ア・ヴィレッタの音楽を浮き彫りにしようとする。全体に非常に見ごたえ、聴きごたえがあるが、一つだけ挙げると、映像で見るジャン=クロード・アッカヴィヴァ (Jean-Claude Acquaviva) の歌うときの表情は独特のものである。U2 のボノのような尖鋭さを感じさせつつ、歌にどこまでも深く沈潜してゆき、グループを引っぱるエネルギーがあふれている。コルシカ語の歌にフランス語の字幕がつく曲もある。全41分。フィルムの構想はフラン・トゥナユ (Frank Tenaille) で、彼の詳細な解説インタヴューも収められている。彼の CD ブックから録ったポリフォニー用語集もある。ほかに、グループのディスコグラフィとボーナス2曲。 収録曲―― A Paghjella di l'Impiccati; Paghjella; Sub Tuum; I Mulatteri d'Ulmettu; Tra I Debbii Maiò; Sumiglia; A Sintenza; Makharia; L'Arditezza; U Furore; Kyrie. Bonus tracks (audio only): Là-bas le monts; A l'orée de l'abîme. 参加アーティスト―― A Filetta (vo). 評価―― ***1/2
ベスト・トラックは 'Makharia'。もし、コルシカ音楽に関心があれば、上記のトゥナユのラジオ・カナダでのインタヴュー番組や、日本コルシカ協会のサイトを薦める。[入手先] (15 May 2003)
Christy Moore: Uncovered (Sony Music 201544 9, 2001) 参った。これは素晴らしい。まるで、同じ部屋で見ているかのような臨場感がある。クリスティ・ムーアの魅力がぎっしり詰まっていて、ファンならこたえられないだろうし、アイルランドのフォーク音楽に関心のある人なら一見の価値はじゅうぶんある。DVD あるいはビデオ・ソフトとして、傑作の部類に入る。声とアクースティック楽器(主としてギターなど)だけで、これほど多彩で生き生きした音楽が奏でられるのだ。ほとんど何の加工も味付けもない。まさに素材の魅力だけで 抜群の味がある。RTE (アイルランド国営放送協会)でのTV番組6本を収めた DVD ソフトなのだが、番組の制作意図は「歌がスターであるように」だった。制作者の Julian Vignoles は見事な仕事をした。本 DVD はリージョン2のPALで、日本の普通の NTSC 用 DVD プレーヤーでは再生できない。解像度は 720 x 576 で、アスペクト(横縦)比は16 x 9。PAL に対応したプレーヤーか、コンピュータの DVD ドライブで再生する方法がある。映像も音も美しい。ビデオ・ソフトでも出ているが、本 DVD にはボーナスとして3曲追加されている。クリスティのインタヴューが曲と曲とのつなぎに挿まれており、曲への想いが伝わってくる。自伝(Christy Moore, One Voice: My Life in Song, Hodder and Stoughton, 2000)を横に置きながら鑑賞すれば、さらに興味深いだろう。 収録曲―― Cabaret; The Least We Do; Bright Blue Rose; Delirium Tremens; Voyage; Cry Like a Man; A Pair of Brown Eyes
Yellow Triangle; Johnny Don't Go to Ballycollig; Sweet Thames Flow Softly; Ride On; So Do I; Ordinary Man; Lisdoonvarna; Cliffs Of Dooneen. Bonus tracks: Hiroshima Nagasaki; Black Is the Colour; Song of Wandering Aengus; Missing You; Don't Forget Your Shovel (the archive video). DVD extra: One Last Cold Kiss; Biko Drum; McElhatton. 参加アーティスト―― Christy Moore (vo, ac-g, bodhran), Donal Lunny (bouzouki, kbd, vo), Declan Sinnott (ac-g), Sinead O'Connor (vo), Shane McGowan (vo), Luka Bloom, Jimmy McCarthy, John Spillane, Johnny Duhan, Neil McColl, Wally Page, Johnny Mulhearn, Jimmy Faulkner, Conor Byrne, Andy Moore, Gavin Moore. 評価―― ****
どれもよいが、ベスト・トラックは強いて挙げれば 'Lisdoonvarna'。別に大名曲というわけではないが、歌を即興でやっているらしいことが一番わかる曲で、ライヴに一番ちかい感じがする。[入手先] (21 April 2003)
Paul Brady: The Paul Brady Songbook (RTE/Abirgreen PBMDVD005, 2002) ポール・ブレーディ(ブレイディ)の30年にわたる活動を凝縮したようなTV番組6本を収めた DVD。世界対応盤(all regions)で、日本の DVD プレーヤーで問題なく再生できる。映像は美しいが、音は米国流のエッジのある音ではなく、どちらかというと丸い音。RTE (アイルランド国営放送協会)が制作したもので、アイルランドで2002年10月〜11月に放送された。番組では計32曲が放映されたが、本 DVD には未放送の5曲も収録されている。ポールらのインタヴューが随所にはさまれているが、この時代を音楽でふりかえるという目的ならば、From a Whisper to a Scream: The Living History of Irish Music という DVD のほうが適当。もし、このままの形で放映されたのなら、番組のねらいがもう一つ視聴者には伝わりにくかったのではないか。しかし、収められた曲はすべて見ごたえがあり、それだけで十分価値がある。ポールの伝統音楽時代のファンならば、3本目の番組はたまらないだろう。この部分だけでも宝物といえる。 収録曲―― Oh What a World; Dancer in the Fire; The Lakes of Ponchartrain; Crazy Dreams; The Hawana Way; Steel Claw; You Win Again; High Heel Sneakers; I Want You to Want Me; Blue World; Well Worn Love; The World Is What You Make It; Continental Trailways Bus; Mary and the Soldier; The Creel / Out the Door and over the Wall; Martinmas Time; I Am a Youth That's Inclined to Ramble; Lucy Campbell and the Flogging Reel; Nothing but the Same Old Story; Nobody Knows; Blue World; The Island; The Shamrock Shore; I Believe in Magic; The Long Goodbye; Helpless Heart; I Will Be There; Dreams Will Come; Follow On; Arthur McBride; Travelling Light; The Homes of Donegal; Luck of the Draw; Sea of Love; Marriage Made in Hollywood; Don't Start Knocking; You're the One; Hard Station. 参加アーティスト―― Paul Brady (vo, ac-g, mandolin, bouzouki, ac-p, whistle), Liam Genockey (ds), Steve Fletcher (kbd, vo), Ian Maidman (b, el-g, vo, perc), Mary Black (vo), Andy Irvine (mandolin, bouzouki, hca, vo), Paddy Glackin (fiddle), Liam O'Flynn (uilleann pipes, whistle), Donal Lunny (bouzouki, bodhran, ac-g), Ciaran Tourish (fiddle), Curtis Stigers (vo, ac-g, ts), et al. 評価―― **1/2
ベスト・トラックはアンディ入魂の 'Martinmas Time'。ポール自身のベストは現時点では決めにくい。2002年9月に東京は渋谷で見たときの印象からすると、ポールの凄さは、CD であれ、DVD であれ、盤には収まりきらない感じがぬぐえない。ともかく、生は最高なのだ。ポール自身もひょっとすると、スタジオでの録音とか録画のように、枠をはめられた演唱は苦手なのではないか。その点からすると、非常に若い頃のパブでの無伴奏歌唱 'The Shamrock Shore' を収めたアーカイヴ・フィルムは、ポールの良さが100%出ている。[入手先] (31 March 2003)